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とりあえず近況報告
- 2007/05/14(月) 23:00:14
日常ネタとか、たまってるバトンとか、日記ネタはいっぱいあるのですが、ちょっと体調崩してた故しばらく書かないでほったらかしておったうちに、なんかいっぱいたまりすぎてしもて、どっから手をつけたらいいやらわからん状態ですわ、今。うほう。
連休序盤に引いた風邪が治りきらんうちにムーンアタックの襲来で、なかなか本調子に戻らずです。ザ・ザン・ザーン・ザ・ザン、ザンボット3ー、ゴー!
くそう、愛と勇気と力とで早く完全回復するゼ!!
とにかくGW中の出来事と国萌え話を早く書き連ねたいのですが、遅筆故もうちょっとかかると思います。いかんね、ため込んだら。
あんまり長いこと何も書かんで放置するのも良くないので、とりあえずご報告まで。
あとドイツ激萌え。らんちゃん、ドイツ萌えツボが同じで嬉しいです。しょうがないなあってハグしてくれるドイツ激萌え。
あー、日曜のインテは調子が悪かったんで欠席しました。来てくれた方がいらっしゃいましたらごめんなさい。
あとメールの返事が遅かったせいでご心配とご迷惑をお掛けした某さん、マジですみません。大好きです。
物語は宝物
- 2007/05/01(火) 01:06:16
ここんところ新しい出会いを求めて物色するよりも、過去読んだのを再度読み返してばっかだったのでごぶさたでしたが、また最近新たな出会いを求めて図書館・本屋と物色中です。たのしーい。
では久々に読書感想文、行ってみましょーう。
『裏庭』梨木香歩
読んだことのない本であらすじも全く知らない本って、いざ読んでみると、読む前になんとなくイメージしていたストーリーと全く違う話でビックリさせられることがある。そんなビックリが私は結構楽しみなのですが、この作品にもだいぶビックリさせられました。
梨木さんは『西の魔女が死んだ』と『りかさん』は読んだことがあったので、このタイトルでこの装丁、この書き出しだと『秘密の花園』のような「庭との(庭での)出会いを通じて成長する」っぽい話を想像していました。そう、ファンタジーではない、と思っていました。人の心や自然の力が魔法のように作用することはあっても、魔法そのものは出てこないだろう、と。
違った!『秘密の花園』じゃない。庭は庭でもどっちかというと『トムは真夜中の庭で』だ!ファンタジーだ!魔法だ!それも異世界召還ものだ!!いやはや、今まで読んできた中でもかなり上位の予想に反しっぷり(言葉おかしい)でしたよ。でもその意外性がたまらなかった。続きが気になって気になって…。
「裏庭」に足を踏み入れた照美の、そして裏庭を作り上げてきた世代の人々の、心のさみしさ、葛藤、すれちがいが、最後にぎゅっとひとつにつながっていきます。自分の影を認める下りは『影との戦い』に通ずる部分もあるなと思いました。照美はゲドよりももっと小さな、魔法の力も何にも持たない、私たちと同じ普通の女の子です。でももしかするとゲドよりもつらいのではないかという、心の奥底までえぐるような、鋭い痛みを伴う旅をしました。
前々から分かっていたことではあるけど、「児童書=子供向け=大人向けより格下、取るに足らない」というのは間違いであると、改めて気付かされる作品でした。そして「児童書=大人が読んでも楽しめない」が間違いであることにも。
あとで書くカニグズバーグの作品でもそうなのですが、12・3才の、照美やボーやジーンマリーと同じ年頃でこういう本と出会って、それを自分の一部に出来たなら、一生の宝になると思う。
けれど大人になって出会っても、何も遅すぎはしない。迷うこと、立ち止まることは大人になったっていくらでもある。そんな時、見失っていたものを探し出す力になってくれる、初心に返るきっかけになってくれるのがこういう児童書だと思う。
児童書にしろ漫画にしろアニメにしろ、なんで「子供の文化」とされているものは大人の文化より格下に扱われるんだろう。子供がふれるものだからこそ大事なんじゃないか。子供の教育がどうこう言うくせに、その辺ないがしろにしすぎな気がする。
あー、長くなった。次。
『デルフィニア戦記』シリーズ、全18巻。茅田砂胡
メソ吉姉ちゃんが一気に貸してくれたのですが、すっげえ面白くて一気に読めた!
王と騎士と剣とちょっぴり(?)魔法の息もつかせぬ壮大な国盗り合戦ファンタジー!!もうちょっと気の利いた文句浮かばんのか私ー!!
政略あり、陰謀あり、友情あり、恋愛あり、家族愛あり、憎しみあり、漢あり、合戦ありと、本当にもりだくさんで、本当に読み始めたら止まらなかった。一日で2冊、3冊と手を伸ばしちゃう魅力が!!
ストーリーや先に挙げた数々の要素もさることながら、やはりこの面白さはキャラの魅力に尽きるでしょう。みんなからりと嫌味がなく、一言一言生き生きとキャラが立っていて、本当にみんな大好きになりました。読み終わるのがイヤだったなあ。みんなと別れたくなかった。最後のシーン、思わず涙が…ぐう。
みんな好きでしたが、特にシェラが好きでしたー。一番迷って、一番苦悩したキャラだからかな、一番感情移入出来ました。それに、シェラが出るといつもおいしいごちそうが出てくるんですもの〜♪
らくがきしてみたリィとシェラ。↓
うう〜?あんましそれらしく描けない。
『小さな男の子の旅』エーリヒ・ケストナー
久々のケストナー。これは短編が二つ入った本でした。
どちらの話も、「ああ、ケストナーだ」と思わせてくれるような、何気ない日常の中の、さみしくてあったかい、家族を描いたお話でした。
短いながらも、ああ、ケストナーっていいなあ、と。しみじみと。ああ。うう。ほあうう。
『800番への旅』
『エリコの丘から』
『ティーパーティーの謎』 E.L.カニグズバーグ
カニグズバーグも久しぶり。
カニグズバーグの作品は、読む前のにちょっと気合いがいる気がしてました。合う作品はすんなり読めて面白いんだけど、波長が合わなくてなかなか入っていけないものもあるなあ、と。
でも今回『800番への旅』で、この人の作品の読み方が分かったように思う。心躍る冒険物語や、夢と浪漫あふれるファンタジーを求めて読んだらいけないんだ。例えて言うならそう、月刊アフタヌーンの四季賞受賞作品を読むときの心構えで読むべし!!と。そう思って読んだら、以前読んだときよりものすごく面白かった。単にこれらの作品が前読んだものより私と相性良かっただけかもしれない。確かにそうかもしれないんだけど、以前読んだ作品ももう一度読み返したくなりました。
カニグズバーグは、児童書だから〜と、軽い気持ちで読んだらみぞおちにズガンとお見舞いされてしまうような、そんな破壊力のある作品を書く人だなあと思います。どの作品も世間への皮肉たっぷりで、決して嫌なことを全て忘れて楽しめるといった部類の作品じゃない。けれど子供の気持ちを、人の心を、社会の中で生きていくっていうのはどういうものかを、嘘やごまかしなしに書いている。不条理も、それをどう受け入れるかも。
彼女の本は、子供を必要以上に子供扱いしない。他のどの作家さんよりも、一人の人間として対等に扱っている、だから心に染みる。今回、彼女にしてはめずらしくファンタジーな要素を含んだ『エリコの丘から』を読んで、そう感じました。タルーラは、二人を子供だからといって特別扱いしない。過大評価も、過小評価もしない。それは時に厳しく感じることもあるけど、とても心地良い関係。
『ティーパーティーの謎』は、そんな心地よさみ満ちた作品でした。
今、この時に出会えたことは決して遅すぎはしない。今まで出会った他のたくさんの物語と同じく、これからの私の宝物になってくれる、そんな風に思える作品でした。
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